ポケフェッショナルで語れなかった話を少し

みなさんおはようございます。あるいはこんにちは。

リンクスです。

 

第5回目ポケフェッショナル、ご覧いただけましたでしょうか?

なに? 観てない? 今すぐこのブログを閉じてLOOCさんのツイキャスアーカイブを観てきてください。

 

ここから先はご覧いただいた前提でお話を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご視聴ありがとうございました。

僕のゴースト統一、いかがでしたでしょうか? レイスポスを軸とした構築は珍しいと思います。愛馬を活かすために集められた、言うなれば桃太郎パーティです。

 

個体解説や基本戦術は番組内でじっくり語らせていただいたので、ここではもう少し深掘りした話を。

 

僕が本格的にゴースト統一を触りだしたのは、TeamSに入ってからなんです。

鎧環境、上位禁止ルールにて開催された【第3回ダイタイツ杯】という大会があったんですね。実は第2回もゴースト統一で参戦していたんですが、せっかくなら第3回は別タイプで出ようと思い。

 

リンクス「ねえねえ、使ってほしいポケモンいる?」

リア友「レアコイル

 

てなわけで電気統一で参戦したわけです。

300人くらいいた大会で1600越えて17位。嬉しくて結果ツイートしたらとあるアカウントからいいねが。

それがTeamSの公式Twitterでした。

 

統一チームに興味が沸き、飛び込むことを決意。一番好きなゴーストタイプで統一しようと心に決めた瞬間でした。

ここから僕のゴースト統一人生が始まります。

 

好きとは言ってもトーシロー、右も左も分からんです。最初はどの統一相手にもミミッキュを連れていったりしてましたね。今思えばあり得ない行動です。

 

Sで対戦を繰り返すうちにだんだんと統一戦の定石が分かってきて、自分のやりたいことも見えてきました。そんな中、同期のチームメイトがこんなことをブログに書いてました。

 

『ゴースト統一はマイナステンポ』

 

マイナス、つまりは受けた方が強いというのです。

確かに耐久高い子が多いし、鬼火もある。しかし、本当にそれでいいのか? 僕の中に疑問が生まれました。

 

受けるということは後手。後手ということは相手の行動を読まなくてはならない。

しかし僕は読みが苦手です。つまり受けは向いていない……。

 

ならば殴るしかあるめぇよ!!

 

防御をかなぐり捨てて、攻撃的なゴースト統一を組むことを決めたのです。

 

そしてそれを後押しするかのように、冠雪原にて運命の出会いが待ち受けます。


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レイスポスです。ビジュアルもさながら、対戦性能にも惚れました。高い素早さ、高い特攻、抜き性能を高める特性。攻撃的なゴースト統一を組んでいる僕にとって、使ってくれと言わんばかりの登場です。

 

余談ですが、物理と特殊では特殊の方が優秀というのが僕の持論です。

物理は威嚇、ダイドラグーン、火傷など弱体化の要素が多いです。それに比べて特殊の弱体化はほとんどありません。ダイワームは滅多に見ませんし、強力な怪電波も使ってくる相手は限られてきます。

物理アタッカーならAは最低限110ほしいですね。特殊アタッカーはC80でもいいとは思うのですが……。

 

ゆえにC145のレイスポスは恐ろしく強く見えました。そして、その目に狂いはありませんでした。

 

当初はブリザポスと比べられ、技範囲が狭いだのなんだの言われていましたが、ステータスが高すぎるため等倍取れれば十分殴りあえます。

 

仲間大会で活躍し、結果を残すたびにレイスポスのことがどんどん好きになりました。それに伴って周囲のレイスポスへの評価が変わっていき、大会などでも姿を見るようになりました(とパブロフさんがおっしゃってました)。

 

僕が構築を組むときは、読まれても強い、を意識するようにしています。つまりは『分かっているけど止められない』戦術。読み合いをする必要がないので、これが一番強いと思っています。

 

僕がゴースト統一を始めた経緯についてはこんなところでしょうか。レイスポスが強い理由もご理解いただけたでしょう。

 

ここからは少しミミッキュについての話を。ミミッキュを最強と言う人もいますが、僕はそうは思いません。

 

僕は常日頃から「ミミッキュは弱い」と口癖のように言っていますが、正確には「評価されているほど強くはない」が正しいです。少なくとも、珠を持たせてアタッカーするだけのポテンシャルはあの子にはないです。もちろん、理由もしっかりあります。

 

先述の通り、僕は物理アタッカーするなら最低限Aが110ほしい人間です。張り切りや力持ちがあるなら話は別ですが、そうでないなら110は必要です。具体的にポケモンを挙げると、ウインディオーロットがギリギリアタッカーできるラインだと考えています。それに比べてミミッキュのAは90。とても及びません。

おまけに技威力も低いです。最大打点がじゃれつくの90で、これはウオノラゴンのドラゴンダイブを少し下回る火力です。どうです? 強く聞こえないでしょう?

 

ここで「剣舞があるじゃないか」と思ったそこのあなた。逆に言います。剣舞しないとまともな火力が出せません。たとえ化けの皮を盾に剣舞しても、出来上がるのは『耐久が低く、火力もギリギリ、素早さも100族を抜けない、特性なしポケモン』です。

みなさんは砂かきウオノラゴンを使ったことがあるでしょうか? 僕はあります。頑丈顎補正がなくなったエラがみは絶妙に火力が足りないことがありました。剣舞したミミッキュもそれです。無論、影打ちがあるのは偉いですが、一撃耐えられるというのは反撃の機会を与えるということ。耐久の低いミミッキュにとってこれは痛手です。

 

Q.ダイマックスすれば火力出るんじゃないの?

A.相手もダイマックスしてダイスチルが飛んで来ます

 

フェアリータイプであることが災いし、ミミッキュはダイスチルを打たれやすいです。そうなるともう攻撃が通りません。ダメージレースに勝つことは絶望的になります。

 

ダイスチルを抜群でくらう物理アタッカーとして、他にはバンギラスドサイドン等がいますが、彼らは元々のAが高い上、弱点保険もメジャーな持ち物になっています。正直、彼らが打たれて困るのはダイスチルよりもダイドラグーンの方でしょう。

 

 

とまあ、ミミッキュの弱さをつらつらと並べ立てたわけですが、本当にただ弱いだけなら僕のパーティに入るわけがありません。相手を絞れば十分に戦えるスペックがあるとも感じています。

 

まず、僕のミミッキュが耐久に振ってタラプを持っている理由。それはひとえに、特殊型のポケモンに殴り勝つためです。

 

ポケモンという生き物は面白いことに、若干ですが『物理型のポケモンは特防が低く、特殊型のポケモンは防御が低い』傾向にあります。物理技を使う以上、特殊型のポケモンを相手取るのは理に敵っているでしょう。

ミミッキュは防御の方が低いです。たとえアッキで防御を上昇させても、相手しなくてはいけないのは物理型のポケモン=防御が高いポケモンです。殴り勝てる保証はありません。それならば仮想敵を特殊型に設定し、タラプで磐石な耐久を確保し、低いであろう相手の防御を突く戦い方をした方がいいと判断しました。

 

ミミッキュは攻めるより守った方が強いポケモンだと思います。幸い、化けの皮で攻撃を受けたときもタラプは発動します。

惜しむらくは一番相手したい悪タイプに特殊型のポケモンが少ないこと。せっかくのタラプが腐ってしまいます。特殊型が少ない=物理型が多いということなので、そこにゴツメマジシャヤミラミが刺さるわけですが。

ミミッキュの強さは『悪への打点を確保しつつの対特殊性能』。これが僕の結論です。

 

ゴーストポケモンたちについてはこのくらいでしょうか。

あとは、対戦全般についての話を少しだけ。

 

 

基本的に僕はプレイングが下手だと思っています。だからこそ事前準備に時間を費やして、勝ちパターンを幾つも予測しておきます。なぜその型を使うのか、どこに強く出れるのか、他のポケモンの劣化になっていないか等、考えるべきことは山ほどあります。

僕のポケモンの考え方は喰い断さんというダブル勢の人の影響を受けています。氏の対戦・解説動画を見てから、ポケモン対戦に対する考え方が180度変わりました。それが今の統一戦にも活かされています。

強いポケモンがなぜ強いのかを考えること。考えることを放棄すれば、絶対に勝利は訪れません。僕はこれからも考え続けます。

 

 

といったところで、ポケフェッショナルでは語りきれなかった、僕の対戦に関する話を締めさせていただきます。長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後に、番組内でも紹介されました僕のレンタルパーティを置いておきます。フレ戦などにお使いください。

 

それでは!!

 

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